ドイツ名門ハンブルガーSV、7年ぶりの1部昇格

ドイツ名門ハンブルガーSV、7年ぶりの1部昇格

ドイツリーグ1部優勝6回、チャンピオンズリーグ優勝1回の輝かしい歴史を誇るハンブルガーSVは、

2017-18シーズンに17位となり、クラブ史上初めて2部降格を経験しました。

ちなみに、その当時の隊長は元日本代表の酒井高徳で、同じく日本選手の伊藤達哉(現・川崎フロンターレ)も在籍していました。

出典:@HSV

ハンブルガーsvの情報

ハンブルガーSVは1887年に創設され、2017-18シーズンまで一度も降格を経験せず、常にドイツ1部リーグで戦い続けてきた唯一のクラブでした。

かつてバロンドールを2年連続で受賞したケビン・キーガンは、このクラブでその偉業を成し遂げています。

ハンブルガーSVとバイエルン・ミュンヘンの対戦は、ドイツでは「北南ダービー」と呼ばれています。

これは、ハンブルクがドイツ北部に位置し、ミュンヘンに次ぐ第2の都市である一方、バイエルンの本拠地ミュンヘンは南部に位置していることに由来します。

ハンブルガーsvは2部での7年

ハンブルガーSVは2017-18シーズンに降格して以降、実は何度も1部復帰のチャンスがありました。

しかし、なぜか毎回シーズン終盤で失速し、昇格を逃してしまうんです。

これまでに4度の4位、2度の3位という結果に終わっています。

一部では「わざと昇格しないんじゃないか」と冗談まじりに言われることもあります。

そんな中でも、ハンブルガーSVのサポーターは2部に落ちたからといってチームを見限ることはありませんでした。

むしろこの7年間、HSVの平均観客動員率は常に98%以上を維持し、世界でもトップ20に入るほどの数字を記録しています。

さらに、クラブの経営面も好調で、収益は年々増加。2023-24シーズンにはついに過去最高となる1億2300万ユーロの売上を記録しました。

もしかすると、これがハンブルガーSVが本気で1部復帰を目指していない“本当の理由”なのかもしれませんね。

降格から7年――今もHSVに在籍する2選手

ゴールキーパー:Tom Mickel(36歳)

2017-18シーズン当時、Tom MickelはHSVのセカンドチームに所属していました。現在はトップチームに登録されていますが、依然として第3ゴールキーパーという立場にあります。

フォーワーダー:Bakery Jatta(26歳)

驚くべきことに、7年が経過し、Jattaは現在26歳で、HSVとの契約はまだ4年残っています。

ブンデスリーガ2部を通じて、JattaはHSVの絶対的な主力です。

ここ数年、いくつかの1部クラブがJattaに招待状を送ってきましたが、 Jattaはすべて断り、HSVに留まっています。

その理由はシンプルです。難民出身のJattaにとって、HSVは自身を育て、初めてプロ契約を与えてくれた恩あるクラブ。

だからこそ、Jattaはその恩に報いようとしているのです。

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